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水換えについて - 2013.03.27 Wed

こんばんは。最近は色々と忙しくて更新や皆様のブログにコメントできていませんでした。
かなり読み逃げしていましたw申し訳ないです><
遂に広告が出そうだったので更新します。

さて、今回の本題ですが、サンゴ飼育、特にミドリイシなどの低栄養塩を好むサンゴ飼育における水換えについて、書きたいと思います。かなり長くなるので時間がある方だけ読んでくださいwあと、最後にも書きますが、これは殆どあるベテランの方に聞かせてもらった話を自分なりに考察し、まとめたものです。この話を聞き、なるほど。と納得し、感動しました。それで、自分と同じようにサンゴ飼育に悩んでいる方にも知ってもらいたいと思ったので、書きます。

まず、サンゴ飼育において、水質というと、比重pHNO3(硝酸)PO4(リン酸)KHMgCa・・・等、「水質」として測定されるものは、数種類、多くても十数種類かと思われます。
これらの中で、少ない方がよいとされるのは、NO3、PO4等の、「栄養塩」と呼ばれるものです。これらの濃度が高いと、本来、栄養塩が極めて少ない海に生息しているミドリイシ等のSPSは、死滅してしまいます。
なので、サンゴを飼う上で、この栄養塩をいかに減らすかが重要となりますが、サンゴ飼育のノウハウが蓄積され、システムが確立し、性能の高い機材や吸着剤が多く市販されている今では、ある程度の機材を揃え、ベルリンシステムに代表されるナチュラルシステムを構築すれば、栄養塩を減らすことは、そこまで難しいことでは無くなったそうです。実際、自分もナチュラルシステムに変更してから、低栄養塩をキープできています。もちろん、ナチュラルシステムですから、魚の入れすぎは厳禁です。

では、何故低栄養塩な環境を造れても、サンゴが綺麗に維持できないのか?もちろん、照明が弱い、合っていない等、照明が原因な場合も多いですが、今回は、あくまで「水質」に絞っているので、ここでは照明については考慮しないことにします。少々話が前後しますが、今回の話の結論通りに、良い水質を保てれば、照明は割と何でも大丈夫なそうな。

話は戻りますが、何故サンゴが綺麗に維持できないのか、それは多くの場合、キーパーの、水換えの効果に対する意識の誤解にあります。
僕もそうでしたが、サンゴ飼育で水換えとは、浄水器で濾過した栄養塩が含まれていない海水と、栄養塩が溜まった古い海水とを交換し、低栄養塩を維持する、という効果を一番に考えていました。
しかし、先ほども書いた通り、安定した水槽では、システムの力によって栄養塩は取り除かれます。なので、週10-20%程度の水換えでも、NO3、PO4の値は低く、かつ、思いのほか長期的にこの低栄養塩の環境は維持されます。しかし、これが「海水の劣化」に気づかない、最大の罠なのです。

01.jpg

これは、海水中のミネラル(各種微量元素Mg,Ca等)の消費と、日数経過との関係のイメージを折れ線グラフにしたものです。サンゴ水槽では、Ca、Mg、KH(KHは元素ではありませんが、ここではサンゴが消費するものとして考えます。)など各種元素がサンゴによって消費されます。もちろん、システムの浄化能力や、サンゴの量などによってこの消費の激しさは変化しますし、元素によっても消費の激しさはばらばらだと思います。なので、ここでの消費は海水中の各元素を「ミネラル」とし、このミネラルが、消費されていくというイメージです。大事なのは、消費量ではなく、最大値だという話なので。
1週間経ち、サンゴによる消費で、海水中のミネラルは減少します。あ、書き忘れましたが、このグラフの縦軸の単位は%で、RO水に一般的な人工海水の元を溶かした状態(天然にかなり近い状態の海水)を100%とします。
ここで、1週間に1度の10-20%の水換えをすると、どうなるでしょうか?

02.jpg

水換え後、栄養塩を測定すると、もちろん水換え前よりも低い値、もしくは前が0だったなら、そのまま0をキープできている筈です。これは、綺麗な新しい海水を入れたのだから、当然の事です。しかし、ミネラルはというと、水換えによって補充されているものの、100%になるわけではありません。これは、考えてみれば当然の事です。ミネラルが消費され、最高の状態の90%程度になってしまった海水を、全水量の10%や20%、ミネラル100%の海水と交換しても、水槽全体として、元の100%の状態に戻るわけがないのです。
これが、どういう事を意味するのかというと、次のグラフを見れば分かると思います。

03.jpg

そうです、水換えをしても、元のミネラル100%の状態にならないということは、時間が経つにつれ、ミネラルの最大値が減少していきます。これが、「海水の劣化」だそうです。このように、ミネラルは減少していきますが、栄養塩は、システムによって取り除かれていくので、栄養塩を測定しても低い値を示すので、水質が良いと勘違いし、この劣化に気づきにくいです。このミネラルの最大値は、水槽の調子とおおよそ比例するそうです。なので、時間が経つ内に、水槽の調子が悪くなり、ある一線(それが60%なのか、50%なのかはわからない)を超えると、遂にサンゴが耐えられなくなり、一斉に調子を崩し、白化、それが水を汚し・・・のスパイラル、これが俗に言う、水槽崩壊です。
ここでは、変化を分かりやすくする為、かなりのミネラルが数日のうちに消費されていますが、実際にはこんなに早く海水は劣化しません。しかし、ごく微量ながらも、ミネラルの最大値が低くなるという事実は変わりません。週10-20%程度の水換えで維持していると、半年から数年で不調の兆候が現れるそうです。

KH、Ca等はリアクターにより補完されているので、数値(最大値)はほとんど下がりません。これもまた、海水の劣化をわかりにくくする一因だそうです。しかし逆に考えると、CaやKHは減っているのに、他のミネラル(元素)が減っていないはずがありません。ただ、ここで自分が唯一疑問に思ったのは、Mgについて。Mgは、何も添加していないのに、測定しても、値は大体いつも一定で、最大値が下がっている感じはしません。これはあくまで自分の推測ですが、Ca、Mg、KH等のサンゴ飼育において重要とされる要素は、人工海水の元に天然の海水での値より、高くなるように含まれているため、水換えにより、消費分が補完されている、もしくは消費量の絶対的な数値が極めて小さいため、最大値の変化が限りなく小さい。これについてはまた機会があれば聞いてみたいと思います。

今回の話をまとめると、測定できる数値(測定できる水質)は維持できていても、海水は定期的な水換えのみでは、時間が経てば確実に劣化する、ということです。

うまく添加剤を使い、ミネラルを補充し、水槽を維持している方もいます。しかし、これは、目に見えていない(測定できない)元素を添加しているので、リスクがとても大きいです。ある元素が限りなく多いという状態になったり、逆に、ある元素が不足したりもします。これが、俗に言う、イオンバランスの崩壊です。添加剤を使い、各元素の量をコントロールすることは、とても難しいことだというのが、わかると思います。

では、どうすれば水槽の調子(ミネラルの最大値)を戻すことが出来るのか?それはもう、全水換えしかありません。
ミネラル満タンの状態にしたいのなら、全部をミネラル満タンの海水にすればいいのです。これほど確実に、かつイオンバランスを崩さず、ミネラルの最大値を戻す方法は、他にありません。実際には、8-9割の水換えでも、かなりの効果があるそうです。というより、現実的には、8-9割しか水が抜けませんよね。

ただ、海水は、RO浄水器を通した水で、海水を溶かしてから、6時間以上エアレーション、撹拌したものをとのこと。これは、普段の水換えでもです。自分の場合、6時間エアレーションした海水で水換えすると、一時的にスキマーの泡戻りが激しくなりました。2,3時間で収まるのですが、これはちょっとどうにかしたいです。

全水換え(大量水換え)をして、100%の状態に限りなく近くなったとしても、やはり時間の経過で海水は劣化します。そのときはまた、大量水換えにより、イオンバランスを正常に整えてあげることが必要です。そのインターバルが、数ヶ月なのか、半年なのか、1年なのか、それは飼育環境ごとに違いがあるのは当然です。このインターバルをうまく見極め、定期的に大量水換えをする事が、ミドリイシ飼育において最も大切なことだそうです。ここで、ようやく色揚げなどのスタートラインに立てるそうな。



さて、ここまでまるで自分が経験し、積み重ねてきたノウハウの様に語ってしまいましたが、これらは全て、マリンメイトさんの店長さんから話していただいた飼育術です。(うろ覚え&分かりやすいように多少自分の言葉も混ぜてしまっていますがw)
先日、マリンメイトさんに初めてお邪魔したのですが、本当に衝撃的なクオリティの高さでした。今まで見てきたものは、一体何だったんだというくらい・・・お近くの方は是非。
それで、水槽の調子が悪いという旨を伝えると、惜しみもせず、多くのことを話してくれました。店長さん曰く、「ノウハウは誰にでも、いくらでも教える。」だそうです。自分が質問しても、快く答えてくれました。自分が学生のガキでも、真剣に取り合ってくれました。本当に、いい店長さんです。ただ、自分は、いい客ではありませんでしたwwww1時間以上もアドバイスしてくれたにもかかわらず、なんと手ぶらで帰宅(爆)
店長さんが、「水槽の調子が悪いなら、調子が良くなってから、また買いに来てください^^」と。男の中の男や・・・ 調子も戻りつつあるので、ぼちぼちまたお邪魔しようかと思っています。

最初にも書きましたが、今回の記事は、この話が本当に的を射ているものだと思い、感動したので、自分のようにミドリイシ飼育に悩んでいる人にも知って欲しいと思って、書きました。ただ、サンゴ飼育には様々な見解があります。人と同じ方法で飼育して、うまくいく保障はどこにもありません。お決まりですが、ここに書いてある事は、あくまで一例、ひとつの見解であり、この記事に書いてある事によって何か起きても、僕も、まさかマリンメイトさんも責任を取ることは出来ないので、各々で情報を取捨選択し、自己責任でお願いします。

ちなみに、先ほど少し照明の話をしましたが、マリンメイトさんでは、照明はすべてシエロコバルトブルーでした。マリンブルー買ってから、数週間・・・既に浮気心が・・・w ほんとに、もっとはやく行っていれば良かった><



これだけ書くのは流石に疲れました。今年は受験生ですし、ブログを書いている時間(アクアにかける時間)が減ってしまうので、こうして書けるときにたくさん書きます。なので更新ペースは月1くらいになってしまうかも^^;見ている人も、コメントがしにくい記事になってしまうと思うので、じゃんじゃん読み逃げしていってくださいw自分も、コメントは、あまりできそうにないので>< 本当にこの1年は、つらいものになりそうです(泣
では...
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● COMMENT ●

はじめまして

参考になる記事ありがとうございました。
何と無くわかっているつもりでも、図にしたり文章にしないと整理出来ない事ってありますよね。
受験、頑張って下さい!

Colorさん

>参考になる記事ありがとうございました。
>何と無くわかっているつもりでも、図にしたり文章にしないと整理出来ない事ってありますよね。
>受験、頑張って下さい!

こちらこそ、はじめまして。お役に立てたのなら幸いです。僕は、聞いた事を文章にしただけなので、実際はほとんど何もしていないのですが。。
ありがとうございます。きっとアクアは一生の趣味になると思うので、とりあえずこの一年はある程度我慢しようと思っています。


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orifta(おりふた)

Author:orifta(おりふた)
海水魚飼育始めて9年目
内サンゴ飼育は5年です!

リーズナブル&シンプルなマリンアクアリウムを目指して・・・

気軽にコメント残していってください!
相互リンクも大歓迎です!
マリンアクアリウム情報サイトALL BLUEも運営しています。


*NewTankData*
水槽:90*50*53 OF (REEFER250)
濾過槽:45*30*30?
照明:SC115×2(マリンブルー散光,コバルトブルー集光),RSS122ReefUV
スキマー:Coral Box D500
リアクター:ミニカル
殺菌灯:ターボツイストZ 18W
クーラー:ZR130E
循環ポンプ:DCT8000,rio1400+
水流ポンプ:MP10ES,RW-8
浄水器:RO/DI 75G
人工海水:コーラルプロソルト


*OldTankData*
水槽:60*30*36 OF
濾過槽:45*30*30
照明:SC115×2(マリンブルー散光,アクアブルー集光)
スキマー:HS-A850?
リアクター:ノーブランド 300L対応
殺菌灯:ターボツイスト3x
クーラー:GEXクールウェイ100
循環ポンプ:rio1700
水流ポンプ:MP10ES,コラリアナノ1600
浄水器:RO/DI 75G
人工海水:コーラルプロソルト

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